【2019/11/27更新中】
最低限必要なギア
スプリットボード興味津々の方に、まずは手っ取り早く何がいるのかご案内します^_^
1.スプリットボード
2.スキン(シール)
3.バインディング
4.インターフェイス
5.ポール
簡単にいうとこれだけ!
以下でそれぞれについて詳しく説明します。
バックカントリーに必要な道具は、こちらを御覧ください。
これから始めるバックカントリー★道具を揃えよう! #1 基本安全装備の巻
これから始めるバックカントリー★道具を揃えよう! #2 バックパックの巻
スプリットボード(板)
真ん中で縦に分割できて、スキーのようになるスノーボード。
ハイクアップのときには、板を分割して裏面にシール(後述)をはりつけて歩きます。
滑走時はクリップやフックで接合します。
スプリットボードはメーカーから多くのモデルが完成品として販売されていますが、普通のスノーボードを加工して自作することもできます。
メーカー完成品
各メーカーからスプリットボードとして完成品が発売されています。
スプリットボードの爆発的な普及に伴って発売しているブランドもモデルもどんどん増えています。
既成品のスプリットボードでも安いものなら新品で8万円ほどで購入できます。
型落ち品ならもっとお値打ちな特価品もみつかるかも。
クリップ&フック
スプリットボードには半分になった2枚の板を1枚のスノーボードとして接続するための金具が取り付けられています。
クリップタイプとフックタイプがあり、通常はノーズとテールの2箇所、加えて中間部に2箇所の計4つの金具が使われています。
ほとんどのメーカーのスプリットボードには販売時に予めクリップやフックがが取り付けられています。
各メーカーから異なるタイプのクリップやフックが部品として発売されており、それぞれにメリット・デメリットがあり、既成品に予めついたものを付け替えることも可能ですが、初心者の方なら気にしなくて良いでしょう。
通常の板を加工
普通の板をカットして、必要な部品を取り付けて自作することも可能です。
◆スプリットボードの作り方ムービー(英語)part1 part2
ただ、通常のスノーボードとして販売された板を加工してスプリットボードにするのは、板を切断しなければならないのはもちろんのこと、穴あけてインビスをいれたり接続用のクリップを取り付けたり、インナーエッジの取り付けも必要です。
手間や部品代もかかりますし強度や耐久性の面でも不安が残ります。
また、加工してくれる業者さんもあるようですが、加工賃だけで4万円〜8万円ぐらいかかります。
スプリットボード既成モデルでも選択肢が大きく増えた今は、通常板を加工して作成することは現実的ではありません。
『どうしてもこの板で!!!』などのこだわりがある場合にはチャレンジしてみてください。
スキン(シール)
ハイクアップ時に板に貼り付ける毛皮のようなものです。板のソールに貼り付けることで板をはいたまま雪の斜面を歩いて登ることができます。
スキン、あるいはシールと呼びます。各メーカーから価格2万円〜4万円程度で販売されており、板に合う幅や長さのモデルを購入して自分の板に合うようカットして使います。
スキン前後の固定用のクリップ(金具)は最初からついているモデルと、自分で加工してつけるモデルとがあります。
K2やSALOMONなど、はじめから板の形状に合うようにカットされ、板とセットで販売されている場合もあります。
スプリットボードバインディング
スプリットボードには、スプリットボード専用のバインディングが必要です。
主流はずばり3種。スパーク、カラコラム、K2(ボレー)です。
その他に、プルーム、ユニオンからも発売されていますが日本ではほとんど普及していません。
SPARK R&D
日本で最も普及しているのがこのスパークR&D。
ハイバックの硬さや重量などの違う数種類のモデルがあります。
お手頃価格で、パーツの販売も充実しています。
ちなみにバートンから発売されているスプリットボードバインディングのフレームはこのスパークR&D製です。
ツアーモードのインターフェイスは付属していますが、ライドモードのインターフェイスが付属していません。別途PUCKSの購入が必要です。
また、ヒールロックして使用したい場合には、別途STEPLOCKERという部品の購入をします。こちらはなしでも使えます。
karakoram
質実剛健! 滑りも登りもハードに山を攻めたいなら、このカラコラム!
スパークよりも、板ががっちりと接合される感じです。
スプリットボード界の神様(!?)ジェレミー・ジョーンズもカラコラムバインディングを愛用しています。
2019/20 Karakoram/カラコラム スプリットボードバインディングのご紹介
カラコラムPRIMEシリースのバインディングにはツアーモード、及びライドモードの各モードのインターフェイス、ヒールライザーが付属します。
別途インターフェイスを購入する必要はありません。
ヒールロック機構も予め備わっているため別途部品の購入は必要ありません。
SPEED RAIL
K2からはQWICKERというステップインのスプリットボード用バインディングが発売されていましたが廃番となりました。(個人的には嫌いじゃなかったんですが・・。)
現在はQWICKERと同じSPEED RAILというシステムのままで、どんなブーツでも使えるストラップタイプのバインディング『FAR OUT』が販売されています。
もともとSPEED RAILはVOILE社で開発されており、この『FAR OUT』もシャーシはVOILE社製です。また日本ではあまり見かけませんがVOILE社からもオリジナルのスプリットボード用バインディングが販売されています。
インターフェイス
たぶん一番ややこしいとこです。簡単に説明すると、板とバインディングを固定するための部品です。
スプリットボードは板を2枚に割った状態のツアーモード(スキーモード)、つながって1枚の状態のライドモードの2つのモードで使用します。
それぞれのモードでバインディングの固定場所が違うため、各モード用でバインディングを固定するためのインターフェイスが必要となるのです。
ツアーモード(スキーモード): 板を分割して歩くときのモード。スキーのように滑走もできなくはない。
ライドモード: 一枚につないでスノーボードとして滑走するときのモード。
※ヒールライザー: ヒールリフターと呼んだりもします。斜面の登坂をサポートして楽にしてくれる部品です。スノーシューでも付いているモデルと付いていないモデルがあります。
こちらもなしでもなんとかなりますが、あるとないとでは足への負担がずいぶん違うので普通は使います。
カラコラム ヒールライザー ムービー
インターフェイスも大きく分けて2種類。
・互換性なし: 専用バインディングと専用インターフェイスの組み合わせで使用。【カラコラム】など
・互換性あり: 【VOILE】や【SPARK R&D】のパックと呼ばれるライドモード用のインターフェイスには、【VOILE】、【SPARK R&D】、【K2】、【BURTON】のバインディングが取り付けられます。
一般バインディング+汎用インターフェイス(voile)を使う場合
Voileという会社から販売されている汎用のインターフェイスを使用すると、お手持ちの普通のスノーボード用バインディングをスプリットボードでも使えますが、モードチェンジに時間がかかりかつ重量が重いためこれからスプリットボードを始める人にはおすすめできません。
Voile Splitboard Hardware for Standard Bindings(ボレー スプリットボード ハードウェア 一般バインディング用)
★お問い合わせもお気軽にどうぞ!
お問い合わせフォーム
mail:shop@outdoorgear.jp
ポール
ツアーモードで歩くときに、ポールが必要となります。ど根性があればなしでも歩けなくはないですが(!?)、普通は使います。今までスノーシューでバックカントリーを楽しんでいた方なら、その際に使用していたポールで何の問題もありません。
これから購入する方は、3連や4連でコンパクトに収納できるポールをご購入ください。2連のポールやスキーのストックでも使えなくはないですが、滑走時に収納しにくく邪魔になります。
お問い合わせ
スプリットボードに最低限必要なギアをさくっとご案内しましたが、なんとなくイメージはつかんでいただけたでしょうか?
次のステップは実物を見て実際にガチャガチャとモードチェンジを試してみること。
ぜひ一度BCショップ スピリットへとご来店ください。
遠方でご来店が難しい方は、メールでのお問い合わせもお気軽にどうぞ!
エラー: コンタクトフォームが見つかりません。