スプリットボードクリップスいろいろ

スプリットボードを連結する金具、『フック』あるいは『クリップ』
各メーカーリリースの様々なタイプがあり、部品だけでの販売もされています。さらさらっとご紹介します。
(2019年1月25日現在の情報です。)

クリップ取付部の違い

クリップ取付部は、板によって異なります。取付部に穴が貫通している板と、インビス式になっている板があります。
インビス式の板は、ソール側に余計な穴やナットなどが露出しないというメリットがあります。

スプリットボードクリップ各モデル

各メーカーから販売されている、各種クリップをご紹介します。

【VOILE】SPLIT HOOK

おそらく一番普及しているのが、ボレーのスプリットフック。
各スプリットボードメーカーの板にもたくさん採用されています。(板メーカーのロゴが入っていることもあります。)
ボレー スプリットフック
シンプルで信頼性が高く、雪のつまりもあまり気にしなくて良いです。モードチェンジの際も上下からひっかけるだけなので手間が少ないです。
ただ、左右方向からの締め付けはほとんどないので、板の割れが気になる方は他のタイプに交換する方も多くいらっしゃいます。
左右の金具はツアーモードの時にくるっと回転させて板からはみ出さないようにすることができます。出しておいてもあまり邪魔にならないので、僕は出しっぱなしで歩いていますが、植物のつるなどが雪面に出てたり雪の中に隠れているとひっかけることがまれにあります。
採用メーカー: K2、G3など

【karakoram】board clips

発売以後、ボレーのスプリットフックにかわって板メーカーの採用がすすんでいるのがカラコラムのボードクリップス。
モードチェンジの際に長方形になっているワイヤーを相手側のツメに引っ掛けた後、レバーをパチンと締める手間が増えますが、2枚の板を左右から締め付けるため板の割れがより気になる方向けです。
タイトに締まる分、モードチェンジの際には、金具やインナーエッジへの付着した雪や氷の十分な除去が必要です。
ツアーモードにした時に板からはみ出している部分をしまうことはできませんが、はみ出している面積は極小さいため気になりません。
カラコラム ボードクリップ
採用メーカー: JONES、ROMEなど
購入ボタン

【karakoram】ULTRA CLIPS

2016年にリリースされた、ボードクリップスの上位モデル。ワイヤーを引っ掛ける必要がない分モードチェンジの手間がやや減り、重量も軽いです。
ツアーモードにした時に板からはみ出している部分をしまうことはできませんが、はみ出している面積は極小さいため気になりません。
主に、インビス式板への取り付け用にデザインされていますが、ほとんどが取り付け穴が貫通した板にも取り付け可能です。
JONESの上位モデルのスプリットボードではこちらが採用されています。

カラコラム ウルトラクリップ

【karakoram】ULTRACLIPS


採用メーカー: JONES上位モデル、ROME2017/18モデルなど
購入ボタン

movie

ウルトラクリップ開発者による紹介ムービーです。

【SPARK R&D】Spark Crossbar Clips

18/19季に新発売のクロスバークリップ。まだ出たばかりなので、メリット・デメリットは正直まだよく把握できていません。これから自分でも使ってみたりお使いになった方の感想を聞いたりして情報を集めたいです。取付部がインビスタイプの板に取り付けるモデルが『TOP MOUNT CROSSBAR CLIPS』、取付部が貫通した穴の板に取り付けるモデルが『CROSSBAR CLIPS』です。ご自身の板に合うモデルをお選びください。

【Spark R&D】CROSSBAR CLIPSです

【Spark R&D】クロスバークリップ(左がトップマウントタイプ、右がスタンダードタイプ)


購入ボタン

movie

クロスバークリップの取り付け方法案内ムービーです。(英語)

トップマウントクロスバークリップのムービーはこちら。

クロスバークリップ旧モデル

尚、これらが発売される以前にも同じくスパークから同一商品名でクリップが販売されていましたが、旧モデルと最新モデルでは機構などが異なります。ご注意ください。

旧タイプの【Spark R&D】クロスバークリップ

【Plum】wow hook

プルーム ワウフックプルームというフランスのスプリットボードバインディングのメーカーのフック。どちらかというとカラコラムよりもボレーのフックに近いタイプ。
数年前、こちらの輸入元にフックのみの購入を問合せてみましたが、
『フックのみ売っていても商売にならないのでスプリットボード用のバインディングを買ってもらった場合にしか販売しません。』
とのこと。
エンドユーザーのことを考えるならフックだけでも販売して欲しいですね。日本ではスプリットボードバインディングのシェアが圧倒的に低いPLUMの名前がこれによって多少でもうれていく可能性もあるのになと個人的には思います。

★お問い合わせもお気軽にどうぞ!
お問い合わせフォーム
mail:shop@outdoorgear.jp