2023/01/31 岐阜・白川郷バックカントリー

日付: 2023年1月31日(火)
メンバー: K組長(スキー)、T田さん(スプリット)、ヨシ(スプリット)
天候: くもりのち晴れ

やっと戻ってこれました。今シーズン初の白川郷!

控えめにいってさいのコーでした。余韻に浸りながら写真多めでレポートします。

ご注意

白川郷BC参考にご覧の方、お役にたてれば幸いです。
ただ、白川郷では過去に何度も事故が起こっています。初めての場合などはバックカントリーガイドカンパニーへとガイド依頼するのを強力におすすめします。
知識や経験が豊富でスキルがすぐれたプロガイドと一緒にリスクを抑えてバックカントリーを楽しみましょう。

また、たまにお問い合わせを頂きますが当店では白川郷BCガイドは行なっていません。
ショップご利用のお客様と共に楽しむことはありますが、あくまでも仲間としてプライベートでの山行です。
スキルや経験がわからない方と一緒にいきなりリスクの高いフィールドへ行くことはありません。
BC案内はプロガイドをご紹介しますのでご了承くださいm(__)m

ショップご利用の方への情報提供は惜しみませんので何かあればお問い合わせください。

トリップレポート

メンバーは3名。お馴染みKボスは今シーズン初のご一緒です。前日お昼過ぎに連絡したところ、考えていたことは同じ、仕事の段取りつけてくれました。できる経営者は違う!

もう一名は槍日帰りや唐松Cルンゼなど経験豊富なT田さん。
当店でJONES Solutionとkarakoram Prime Xをご購入いただいてます。
二人そろってJONES&karakoram ^_^

スタートはちょっとゆっくり目の7:30。意外にも登山ポスト横の駐車場所に他の車はありませんでした。

7:30 ハイク開始

しばらくはおそらく前日のものであろうトレースをなぞる。
ただ、尾根に取り付いていくらか歩くとトレースが消え、そのあとはひたすらラッセルでペースダウン。

8:30頃 1000m付近

K組長とT田さんがガツガツラッセル。ありがとうございますー。
風がないのもありがたい。

岐阜・白川郷バックカントリー
9:30頃 1160m

本日の滑走ラインは、1300付近の第一関門までの様子を見て決めようと話していました。
森を抜けたところの急斜面。雪が悪い時には必ずある雪崩跡やグライドクラックはなし。かと言って安心はせず慎重に先へとすすみます。

森を抜けたら雪が飛ばされててラッセル軽減の希望的観測はもろくも崩れ去り引き続きひたすらラッセル。

11:35頃 1500m 時折ガスが
11:40頃 1520m
1540m付近

1600m付近のトラバースでは、いくつかの新雪で隠れたグライドクラックが。今後行かれる方はご注意ください。

12:38 沢トップまであと少し
振り返って下界の望む

5時間20分かけてやっとのことで沢トップ到着、ラッセルのほとんどはKボスとT田さんが・・・。
大感謝m(__)m

12:50 沢トップ 1700m

トップバッターはT田さん。かっとびSOLUTION! カメラ持ってこればよかった・・。

13:20頃 T田さんドロップイン!

それではボスのHAPPY RUNをご覧ください。音量MAXでどうぞ!

ボス、喜びがダダ漏れですよ!
滑り手はいまいちですが、雪と板(Stormchaser)はサイコーです。

ボス、登り返してもう一本すべりたそうでしたが時間切れ。もうちょっと早くスタートすればよかったかな。

後ろ髪をひかれながらも登り返しは断念。そうと決まったら危険地帯はさっさと脱出。
デブリ跡もなく気持ちよくすべりのどへと向かいます。

1210m付近
13:35頃 1100m付近 雪崩跡やデブリはなし

堰堤は写真の感じ。もう少し積もって欲しいですがなんとかやりすごせます。

堰堤

最後はおきまりの記念撮影。下の写真フォトショップしてあります。わかった人すごい!

白川郷BCと言えばこれ!

車まで戻りなんとも言えぬ幸福感に満たされます。無事下山できたことに感謝し、3人で『よかった』『最高』と何度も繰り返して余韻に浸りました。
今年はあまりBCできていない中で今シーズン一発目の白川郷をこんなに楽しませてもらいメンバーにも大感謝です。

ギア紹介

ここからは少しお仕事を・・・。ギア紹介をさせて頂きます。
スプリットボード組は2人ともJONES & karakoram

STORMCHASER
雪が深い時の白川郷にもってこい。もうとにかく気に入ってます。
まず軽い、147cmのカタログスペック値は2.9kg。
大きなロッカーは、滑走でもラッセルでもよく浮いてくれるし、短いテールはキックターンがめちゃくちゃ楽。
白川郷BCの深いラッセルや、細尾根急登ブナ林キックターン道場で大きな威力を発揮します。
よく浮いてよく動くので白川郷の北斜ツリーランも楽しいです。

Solution
T田さんは当店でご購入いただいたSOLUTION。JONESスノーボードが始まって以来ラインナップに名を連ねるフラッグシップ機です。
浮力が高く、スピードを出しても安定し、バックカントリーで現れるあらゆるコンディションに対応する1本です。
そして軽い。154cmならカタログ値で2.8kg。春のロングツアーにももってこいです。

PRIME X
二人ともバインディングはカラコラム PRIME X。軽く、剛健で滑走でもハイクでも頼りになります。
モードチェンジも早く、板の接合感も高いとおっしゃる方が多いです。
僕自身はいくつかのブランドのスプリットボードバインディングを使ってきましたが、今のところこれが一番気に入って落ち着きました。大きな不満は全くありませんが、価格はお高めです。来季さらに値上がり・・。入手したからには必ず使い倒したくなる一台です 笑

当店でご購入いただいたギアの活躍はショップにとっての喜びです。
ご一緒したT田さんは、スプリットボードになってから活動のフィールドを大きく広げているようです。
今回、紹介したギアを使ってバックカントリーを楽しんでみえるのを目の当たりできてほんとに嬉しかったです。

今後もみなさんのバックカントリーライフがより安全で楽しくなるようなショップの運営をしてゆきたいと思っています。

バックカントリーやスプリットボードに関するお問い合わせはぜひ当店へお願いいたしますm(__)m

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