これから始めるバックカントリー★道具を揃えよう! #2 バックパックの巻

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#2 バックパックの巻

作成2014年12月1日
改訂2016年12月25日


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バックカントリー用バックパックをゲットしよう!

これからバックカントリーをやってみようと思って道具を揃えるなら、まず真っ先にバックパックを手に入れちゃいましょう!

予算がある場合には、ビーコンやショベル、プローブなどの安全装備も一緒に購入すべきですが、そうでない場合にはそれらはレンタルも可能です。

バックパックのレンタルもできますが、毎回違うバックパックを使って板の取り付け位置や収納スペースの仕様が異なると、毎回モタモタと行動することになります。

使い勝手を知っているマイバックパックなら、雪山での行動中に必要な装備を素早く出し入れしたり、スキーやスノーボードの取り付けや取外しがスムーズにできます。

まずはマイバックパックをゲットだぜ。
岐阜・大日ヶ岳バックカントリー

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バックパックが必要な理由

雪山へ入るためには、飲み物や、安全装備などの携行が必須です。

そしてスノーシューでのハイクをするボーダーならハイク時にはボードを、滑走時にはスノーシューを、スキーヤーやスプリットボーダーならシールやクランポンなどを運ばなければなりません。

その他にも行動時間が長くなれば食糧(行動食)や飲み物を持っていかなければなりませんし、予備のグローブ、ゴーグル、保温着、ファーストエイド、ツェルトなどバックカントリーでのリスクを減らすために携行すべきものは色々あり、それらを持ち運ぶために必ずバックパックが必要となります。

K2のバックパック(11L)+ギア

BC用バックパックとギア



バックカントリー用のバックパックの機能

バックカントリー用のバックパックには以下のような機能が予め備わっていて、雪山で使いやすいようデザインされています。
普通の登山用のバックパックなどでも工夫すれば代用もできると思いますが、バックカントリー用を使用することで雪山でよりスムーズに行動できるのは間違いないでしょう。
バックカントリーで使うバックパックは出来る限りバックカントリー用にデザインされたモデルがおすすめです。

バックカントリー用バックパックなら雪山で使いやすく、ギアを整頓して収納でき出し入れが素早くできる。

スキー、ボード、スノーシューが簡単に取り付けられる。

バックカントリー用のバックパックには、スキー、スノーボード、スプリットボード、スノーシュー、ポールなどの固定用のストラップなどが予め備えられています。
また固定のためのストラップはエッジですぐに切れたりしないように補強がされていたり丈夫な素材が使われています。

雪山での使いやすさ

バックカントリー用のバックパックでは、雪山での使用を想定し雪山で使いやすいようにデザインされています。

  • 防水性がある。
  • グローブをしたままでも荷物の出し入れなどがしやすい。
  • バックルに雪が詰まりにくい。
  • 滑走の邪魔になりにくいデザイン。(ウエストベルト付き、フレーム入りなど。)

アバランチギア専用スペース

バックカントリー用のバックパックには、プローブやショベルを素早く出し入れができるよう整頓して収納できるスペースがついています。

BCギア専用スペース

バックカントリー用のバックパックには、必要なギアを整頓して収納できる専用スペースやオーガナイザーが備えられています。
雪山での行動時間の大幅な短縮に繋がります。

  • ゴーグルポケット
  • ヘルメットホルダー
  • ハイドレーションスリーブ
  • ピッケルホルダー
  • 小物ポケットなど
ヘルメットホルダー

ヘルメットホルダー付きのバックパックならヘルメットの固定も簡単

アバランチエアバッグ付き

【bca】 FLOAT32

【bca】FLOAT32

加えて、バックカントリーで飛躍的に安全性を高めるのがエアバッグ付きバックパック。
外国ではゲレンデを滑る場合でもエアバッグ付きバックパックが多く使用されており、日本でも外国人が多い野沢温泉スキー場などでエアバッグ付きバックパックを背負ってゲレンデ内を滑っている外国人を見るのは珍しいことではありません。

その効果の大きさからどんどんと普及がすすんでおり、車のエアバッグのようにスタンダードとなる日も近いでしょう。
値段が高くなることと、重いことがデメリットとなりますが、普及がすすんでいるため価格も比較的こなれてきており各メーカーから発売され選択肢もどんどんと増えています。

予算がある方は、エアバッグ付きを検討してみてください。

参考:
2015/16各メーカー雪崩エアバッグ比較

【bca】FLOAT42の紹介 (システム取り外し可能)

滑走マテリアル別チェックポイント

滑走マテリアル(滑走具)別のチェックポイントをご紹介します。

スキー・スプリットボード

ダイアゴナル式

スキーやスプリットボードを装着するには、ダイアゴナル式とAフレーム式があります。
できれば両方の装着方法でスキーやスプリットボードを取り付けられるバックパックを選ぶと、色々な局面でスムーズに対応できます。

ダイアゴナル式・・・バックパックに、ストラップなどをつかってスキーを斜めに取り付ける方法。
スキーが安定しにくいが着脱が簡単なため、着脱を繰り返すような時に適している。
また、エアバッグ付きのバックパックでもエアバッグに干渉しにくい。


Aフレーム式

Aフレーム式

Aフレーム式・・・バックパックの側面、身体に近いところに取り付けられるのでスキーが安定する。
スキーを積んだままの長時間歩行に適している。

スプリットボードやファットスキーで使用する場合には、固定用ストラップが太い幅にも対応しているかどうかをチェック。
スキー固定用のストラップが短かったり、ループが小さいとファットスキーやスプリットボードが固定できないことがあります。

スプリットボード

加えてスプリットボードの場合には、スキーの用に板を分割した場合でも、板をつなげたスノーボード形状のままでもバックパックに板が固定できるとベスト。

スノーボード

backcountry_backpackスノーボードを装着するためには、縦積みと横積みがあります。縦積みできることが必須。
横積みは樹林帯など狭い場所で邪魔になることが多いので、横積みしかできないモデルは避けたほうが無難。

スキーやスプリットボードの場合には基本的にはバッパックに装着しないことが多いが、スノーシューでハイクするスノーボーダーはハイク中のほとんどでスノーボードを装着していることとなるため、固定部分のストラップがエッジガードなどで補強されているとより良い。

また、スノーシューでハイクするスノーボーダーには、メイン収納スペースへ背面からアクセスできるタイプであれば、スノーシューや板を取り付けたままでもバックパックの中身をスムーズに出し入れすることができるためおすすめ。背面からアクセスできないとかなり手間です。

サイズの選び方

バックカントリー用のバックパックには様々な容量のモデルがあります。
用途にあったサイズを選びましょう。
大よその目安です

15L以下: サイドカントリー
15〜25L: 日帰り(行動時間短め)
25L〜35L: 日帰り(行動時間長め・グループリーダー)
35L〜45L: 泊まり

バックカントリー初心者おすすめ

初心者向けにおすすめの2種類のモデル(サイズ)をピックアップしました。

ライトユーザー

バックカントリーを始めるといっても、今後の使用回数は未知数でそれほど頻繁にバックカントリーを楽しむわけではないという方、使用状況がガイドツアーへの参加、リフトアクセスの短い行程、サイドカントリーでの使用ということであれば20L前後のバックパックでOKです。

    ★収納例

  • アバランチギア
  • 行動食とドリンク
  • 鍵や財布など小物類
  • ダウンジャケットなど予備の防寒具
  • ツェルトなど最低限のレスキューギア

バックカントリーアクセス スタッシュ20

BCA STASH 20





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経験を重ね行動時間の長いバックカントリーを楽しむようになるとより容量の大きいバックパックが必要となりますが、大き目サイズのバックパックを入手したあとも、小さいサイズのバックパックはゲレンデやサイドカントリー、行動時間の短いバックカントリーの際に活躍してくれることでしょう。

ヘビーユーザー

これからバックカントリーを始めようという方でも、今後ガンガンにバックカントリーを楽しむつもり、どんどんと経験を積んでより遠くへも行きたい、長い行程のツアーも楽しみたいということであれば30L前後のバックパックをおすすめします。
30L程度あればコンロや、レスキューギア、カメラ、予備のゴーグルなども収納できます。

バックカントリーアクセス スタッシュ30

BCA STASH 30







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当店では、上記でご紹介したバックカントリー用バックパックの他にも、Mammut、bca、K2、DAKINE、Deuterなどのブランドの色々なバックカントリー用バックパックを取り扱っています。
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