Let’s スプリットスキー!スキーモード滑走のコツ

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スプリットボードのスキーモード(ツアーモード)ってどんなときに使うの?

スキーヤーのように滑れるの?

かかとは固定した方が良い?

ザビちゃんが、how to ムービー上げてくれてたので、簡単に訳します。

SPLIT SKI | HOW TO XV

概要和訳

スキーモードでの滑り方を動画に撮るって計画はなかったけど、視聴者のみんなから何度か教えてくれってリクエストがあったからやってみるよ。

スキーモードは、スプリットボーディングにおいて結構重要。
登りと登りの間の下りを安全で効果的にやりすごすためのちょっとしたテクニックを紹介するよ
これで君も、時間と労力を大幅にセーブできるよ。

スキーモードで滑るのはどんな時?

スキーモードのままでいるシチュエーションは大きく2つあるよ。

シナリオ1

1つ目は長い登りの最中に現れる、短い下り。
いちいちライドモード(スノーボード)にチェンジして滑り、またスキーモードに戻すなんて時間の無駄だからね。スキーモードのままですべり時間を節約するのさ。

シナリオ2

2つ目は、滑走の前、あるいは後の長い長い平地。
もしライドモード(スノーボード)だったとしても、状況によってはスキーモードにチェンジしちゃった方が良い場合があるよ。スノーボードのまま平地を移動するよりも随分体力の消耗を抑えることができるからね。

道具のセッティング

スキーモードですべる時は、ハイバックをライドモードにするのが重要なポイントだよ。
そして、ブーツとバインディングをがっちがちに締めてね。転ぶ確率を減らせるよ。
最後に、ヒールロック。かかとを固定してね。

スキンは外す? つけたまま?

下りの距離が短くて、クライミングスキン(シール)をつけたままでも十分なスピードが出る斜度ならつけたまま。

もし下りの距離が長いならとっちゃった方がラクだよ。

板をはいたままスキンを外す方法

*動画の2:20あたりから

板のノーズをを雪面にさした状態でかかとのフックを外してバインディング辺りまでスキンをはがしたら、今度はテールを雪面につけてスキンの取り外しちゃうよ。

外したスキンは、ジャケットの中へ入れてあっためておこう。(注 低温だと接着力が落ちることがあるため)
また必要な時にはすぐに取り出せるよ。

スキーモード滑走のコツ

*動画の3:05あたりから

スキーモードで一番難してく、一番問題なのが後傾しないためのサポートが少ないこと。特にロッカーの板。
だから、一番大事なのはしっかりと足の裏に体重をのせやや前傾の姿勢をとること。

そのためのテクニックはいたってシンプル。上半身をまっすぐにして腕を体の前にすること。それによってって重心を間にキープして後傾しにくくなるよ。ひざは軽くまげてね。チューチューチュー。

もしまだスキーモードにチャレンジしたことがなくてちょっとびびってるなら、ゲレンデへ行って楽しみながら練習するのをめっちゃおすすめするよ。

実際、誰かと追いかけっこするとすごく楽しいよ。

典型的な失敗例

*動画の3:48あたりから

典型的な間違いは、足を大きく開き後傾すること。
足は閉じ、脇を締め、腕は前へ。ウーフゥ!

もう一つの典型的な間違いは、足を伸ばし体を前に倒すこと。

やってみよう!

さあ、次は外へでて実際に練習してみよう。
スキーモードの楽しい面は、いつだって笑いが起こること。たとえスキーモードがめっちゃ上手な人でも、ちょっとした転倒をして友達を笑わせることができるよ!

たくさん練習をすれば、スラロームもモーグルもできるようになって、ジャンプしたりして友達を驚かすようになるさ。

みっともないのさらすのは気にしないで、ゲレンデで練習して楽しもうぜ。

スプリットボード体験では、ゆるい斜面でスキーモードの滑走も体験してもらってますよ。


店長コメント

古くからスノーボーダーに滑られているバックカントリールートでは、あまりスキーモードでの滑走が必要のないことも。
おそらくそういうシチュエーションが少ないことからスノーボーダーに好まれていることが多いです。

ところが、スキーヤーのように行動範囲が広がってくるとスキーモード活躍の場面も増えてきます。
長い長いルートなら、アップダウンが頻繁におとずれ、長い平地を歩くようなことも。

つまり、スキーモードでの滑走が得意になるとより多くの山やルートが選択肢に入ってきます。

岐阜あたりでスキーモードでの滑走が思い浮かぶのは、まず大日ヶ岳BCでの前大日から大日へのコル。極短い下りなのでスキーモードのまますべることが多いです。
さっと上手に滑れればスノーシューを置いてきぼり。

野伏ヶ岳BCなら、滑走の後の林道までは長い長い平地。スノーボードのままがんばったりツボ足で歩いたりするよりもスキーモードにすればあっという間です。

平湯でわさび平へ滑り込んだ後にも、スキーモードが大活躍。林道へ出てからの時折ちょっとした上りがあらわれるゆるやかな林道下りはスキーモードならトレースがなくてもすいすい。

白川郷での滑走が済んだ後、トレースがないとスノーボードではすぐにとまってしまいますが、スキーモードでの下りラッセルは超強力です。

スキーモードがうまく活用できるようになると、ますますスプリットボードのメリットが大きくなります。みなさんも練習してみてね。

スプリットボードに関するお問い合わせはどうぞお気軽に!