ファイントラック ポリゴネストのご紹介・使用レポート#2 富士山山頂ビバーク

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気温-2.5℃、秋の富士山山頂でのビバーク体験

こんにちは、カズです。今回はポリゴンネスト使用レポート第2弾、日本最高峰富士山からのレポートです。

ポリゴンネストの紹介及び使用レポートの#1はこちら!
ファイントラック ポリゴネストのご紹介・使用レポート#1 南アルプス荒川三山

使用条件

日程:2015年9月30日~10月1日
場所:富士山 富士宮登山道山頂 3712m

先日、ヒマラヤ遠征のトレーニングのために富士山でビバークをしてきました。ビバーク地点は富士宮登山道山頂3712mの小屋の前。今回も使用したのは前回と同じくポリゴンネスト4×3、使用可能下限温度7℃のモデルです。

ビバーク時のレイヤリングは化繊のベースレイヤー、薄手の化繊フーディニ、薄手でのナイロンジャケット、ごく普通の山用のズボンです。

シュラフ自体の保温性をテストするために敢えてフリース、ダウンジャケットなどの保温着は着ませんでした。

この日の富士山頂の最低気温は-2.5℃。午後5時ごろとりあえずポリゴンネストのみでビバークを開始しました。ビバークなのでもちろんテントはなしの青空ビバークです。

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午後5時とはいえ日本最高峰の気温は-1℃前後。寝ようと思いまどろみ始めましたが1時間程で寒さのためポリゴンネスト単体での使用を断念。さすがに0℃以下の環境で使用下限温度7℃のシュラフは快適とはいきません。

ポリゴンネスト+シュラフカバーで実験

そこでポリゴネスト使用実験パート2!シュラフにシュラフカバーをプラスしてみました。

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※写真は使用例、ビバーク時もこのレイヤリングで使用

今回使用したシュラフカバーはエマージェンシーシートで有名なSOLのエスケープヴィヴィ。こちらはエマージェンシーシートをシュラフ状にし、尚且つ透湿性をもたせたという一品。

内側がアルミコーティングされているため確かに保温性は高いですが、いくら透湿性をもたせたとは言えエマージェンシーシートを原型にしているので内側が結露するのが弱点です。

過去にも冬の北アルプスでダウンシュラフと組み合わせて使用したこともありますがその時はダウンシュラフが結露でびしょびしょになって2日目以降つらい思いをした経験があります。

そこで白羽の矢が立ったのがこのポリゴネスト。濡れに弱いダウンとの組み合わせがNGでも濡れに強いポリゴネストなら結露に負けることなく高い保温性を示してくれるだろうと期待は大です。

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ビバークの末日本一高い所からのご来光

シュラフカバーを重ねると保温性は格段にUP、さすがに快眠とまではいかず若干の肌寒さを感じ目が覚めることはありましたが寒すぎて寝れないということはなく-2.5℃の中でのビバークテストには十分合格です!

気になる結露による保温性の低下も1日だけの使用では問題はなかったです。シュラフ自体が水を含みにくく、また乾きやすいのでダウンシュラフと比べてロフトの低下などのストレスはダウンシュラフと比べて格段に少ないと言えます。

連日の使用はしていませんがこれなら冬の雪洞ビバークでも威力を発揮してくれると期待大です!

バックカントリーツアー、アルパインクライミングには軽量化が必須です。正直、この大きさでこのパフォーマンスならかなり使えるやつだと思いました。

※体感温度については個人差があります。女性の方や寒がりな方はワンランク上の商品の使用をお勧めします。

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